側弯症はピラティスマシンが有効?
こんにちは。西宮heso pilatesスタジオのピラティスインストラクター、Jacquinです。
「なんだか片側だけ肩が上がって見える」「背骨がまっすぐじゃない気がする」
そんな風に感じたことはありませんか?
もしかしたら、それは「側弯症」かもしれません。
この記事では、側弯症の種類や原因、病院での評価法、日常生活への影響、そしてピラティスを通じたサポートの可能性について、わかりやすく詳しくご紹介します。heso pilatesでは、こうした姿勢の問題や慢性的な違和感に悩む方へ、個別に合わせたエクササイズを提供しています。
側弯症(Scoliosis)とは?
側弯症とは、脊柱(背骨)が側方に曲がるとともに、ねじれ(回旋)も伴う状態を指します。
通常、脊柱は前後には生理的なカーブがありますが、側方に曲がることはなく、上から見ても真っすぐが理想です。しかし、側弯症ではこのラインが大きく逸脱し、日常動作や身体機能にさまざまな影響を及ぼします。

側弯症の種類:構築性と機能性の違い
大きく分けて、側弯症には次の2種類があります。
① 構築性側弯(Structural Scoliosis)
- 骨そのものに構造的な変形がある状態。たとえば先天的な椎骨の形成不全や、思春期に急に進行する「特発性側弯症」など。
- 回旋(ねじれ)を伴い、体を前屈したときに背中の片側が隆起します。
- 多くの場合、自然には元に戻らず、進行する可能性があります。
② 機能性側弯(Functional Scoliosis)
運動療法やピラティス、環境調整によって改善が期待できます。姿勢や筋バランス、生活習慣などによって一時的に背骨が側弯している状態。骨自体には変形がなく、筋肉や骨盤のゆがみ、脚長差、視力や聴力障害などが影響します。
側弯の評価に使われる「Cobb角」とは?
病院や画像診断で側弯の程度を測定する際、よく使われる指標が「Cobb角(コブ角)」です。
- 10度未満:正常範囲
- 10〜25度:軽度側弯
- 25〜40度:中等度側弯(経過観察・運動療法対象)
- 40度以上:重度(装具療法・手術検討)
Cobb角は、脊柱X線画像上で最も傾斜している上下2椎体の角度差を測定したものです。

heso pilatesでは、医師による診断がある場合、その情報をもとに安全なエクササイズをご提案します。
よく見られる弯曲パターン(カーブ)
側弯のカーブにはいくつかのパターンがあります。
Cカーブ(単一カーブ)
- 胸椎または腰椎に単一の弯曲
- 肩と骨盤の片側が上がる
- 片側だけに背中の隆起が見られる
Sカーブ(代償性カーブ)
- たとえば「右胸椎カーブ」に対し、バランスを取るように「左腰椎カーブ」が出現
- 肩と骨盤が反対方向にずれていることが多い
- 身体の回旋が強く、視覚的にも非対称性が顕著

側弯症と骨盤傾斜・脚長差の関係
意外と見逃されがちなのが、「骨盤の左右傾き」との関係です。
- 骨盤が一方に傾くと、それに合わせて脊柱も側方に曲がりやすくなります
- 特に第5腰椎の椎間関節に負担が集中し、慢性的な腰痛の原因になることも
- 実際に脚長差があると、立位時に骨盤が傾き、脊柱の代償カーブを引き起こします
ピラティスでは、こうした姿勢や筋バランスの左右差を詳細に観察し、修正していくことが可能です。
側弯症のリスクと影響
- 呼吸機能の低下:重度になると肺の圧迫により、肺活量や呼吸効率が低下することがあります
- 内臓圧迫:腹部の側方変位が内臓にも影響することがあります
- 心理的影響:思春期に起こる特発性側弯は、見た目のコンプレックスや社会的孤立の原因になることも
側弯症に対するピラティスの効果と注意点
ピラティスは、構造的側弯の進行を止める「治療」ではありませんが、以下のような機能改善が期待できます。
✅ 改善が期待できる点
- 姿勢の再教育(前後・左右のバランス調整)
- 脊柱・骨盤のアライメントの最適化
- 体幹の局所安定性の向上
- 胸郭の動き(呼吸機能)の回復
- 左右非対称動作の再学習
🚫 注意点
- 柔軟性の過度な向上はカーブの進行リスクを高める場合があります
- 反対側だけをストレッチしすぎないように注意
- 「痛みのない範囲」で「中間位」を意識した指導が必要
heso pilatesでの対応とサポート
hesoでは、側弯症にお悩みの方にも安心して通っていただけるよう、以下のようなサポート体制を整えています。
🧘♀️ 一人ひとりに合わせたプライベートレッスン
- 姿勢評価・動作分析に基づく完全オーダーメイド
- 痛みや違和感を避けながら、少しずつ身体機能を向上
- 運動に不安のある方でも、専門知識を持ったインストラクターが丁寧に対応
🧠 専門知識に基づいた安全なプログラム設計
- STOTT PILATES 認定インストラクターによる指導
- 構造解剖学・運動生理学・神経筋制御の原則に基づいた指導
- 必要があれば医師・理学療法士とも連携可能
=まとめ=側弯症と向き合う、安心できる場所を
側弯症は、外見の非対称性だけでなく、身体の機能や心理面にも影響を与える重要な問題です。でも、正しく評価され、丁寧にサポートされることで、あなたの身体は「少しずつ確実に」変わっていきます。
もしあなたが、
- 姿勢のゆがみや背中の片側の違和感が気になる
- 側弯症と診断されて不安を感じている
- 自分の身体と向き合いたいけど、何から始めたらいいかわからない
そんな想いをお持ちなら、heso pilatesで一緒に身体を整えていきませんか?
ご予約・ご相談は公式LINEから
heso pilatesでは、西宮・芦屋・神戸エリアで、姿勢と機能を整えるピラティスならでは希少なマシン完備&医療・側弯症も対応のスタジオです。
📱 LINEで「ピラティスプライベート体験希望」と送るだけ
📍 詳細&ご予約ページはこちら → https://heso.cc


