つまずく原因、予防の対策はピラティス?
こんにちは!西宮PILATESスタジオHESOです。
最近、あるお客様から「お父様が腰の手術後、足を地面に擦ってしまう」というお悩みを聞きました。お医者様やご家族からは「ももを上げて歩いてください」とアドバイスを受けているそうですが、それでもうまく歩けないことがあるそうです。
実は、正しく歩くためには股関節を曲げる(ももを上げる)だけでなく、足首の動きや体幹、上半身と下肢のアライメントが非常に重要です。今回は、つまずきやすい原因と予防のためにピラティスがどのように役立つのかについてお話しします。
つまずく原因:体幹、股関節、足首の問題
意外に思われるかもしれませんが、歩行分析は理学療法の一部です。下肢の手術後や脳卒中後のリハビリの一環として、安全に歩けるかどうかを確認するために行われます。
歩行分析では、股関節だけでなく、体幹、骨盤、膝、足首まで全身の動きをチェックします。安全に歩くためには、体幹から足首までの全体の動きが連携して働くことが大切です。特に、**足首の可動域、下肢の筋力、体幹のポジション(姿勢)**が歩行能力に大きく影響します。

つまずきやすいのは体幹が弱いから?
つまずきやすい人には、以下のような特徴が見られます。
- 体幹が弱く、真っ直ぐな姿勢を保つのが難しい
- 臀筋や屈筋が弱い
- 片足立ちでバランスが取れない
- 膝が曲がりにくい、または伸ばしきれない
- 足首が硬く、背屈(足首を曲げる動き)ができない
- 足指の力が弱い
これらの項目に1つでも当てはまる場合は要注意です。特に、3つ以上該当する場合はつまずきやすい状態であると言えます。
つまずき予防の対策:体幹トレーニングやピラティス
安全に歩くためには、体幹の強化が非常に重要です。ピラティスでは、体の真っ直ぐなラインと正しい姿勢の維持を意識しながらエクササイズを行います。初心者向けのレッスンでも、常に体の中心を意識するトレーニングが行われます。
さらに、下肢の筋力や可動域も重要です。ピラティスマシンのバネの抵抗を使うことで、歩行に必要な筋力を効率的に鍛えることができます。特に、片足立ちのバランスや重心移動のコントロールが必要なため、ピラティスのスタビリティチェアを使ったエクササイズは効果的です。
また、平地だけでなく、坂道やデコボコの地面、階段を安全に歩くためには、筋力、バランス、耐久力、そして瞬発力が必要です。ピラティスマシンのリフォーマーを使ったジャンプエクササイズも、これらの能力を養うのに最適です。
=まとめ=体幹トレーニングでつまずきを予防、ピラティスでできることとは?
歩行分析は、身体の動かし方、筋力、可動域、癖をチェックする重要な方法です。ピラティスを通して体幹を鍛え、悪い癖を修正することで、歩き方を改善することができます。自分では気づきにくい癖も、ピラティスレッスンを通して改善できます。正しい身体の使い方を身につけ、つまずきにくい安全な歩行を目指しましょう。