糖尿病患者にとって、なぜ運動が不可欠なのか?
こんにちは。西宮heso pilatesスタジオのピラティスインストラクター、Jacquinです。
糖尿病と診断されたとき、多くの人がまず気にするのは「食事」と「薬」でしょう。確かに、血糖値のコントロールは最優先事項です。しかし、もし「運動」がその選択肢から抜けているとしたら、それは大きなリスクを見逃しているかもしれません。
この記事では、特に2型糖尿病の方を中心に、「なぜ運動しないことが危険なのか」「どんな運動が効果的なのか」、そして「始め方のポイント」まで、科学的根拠をもとにわかりやすくご紹介します。
そもそも糖尿病とは?
糖尿病(Diabetes Mellitus)は、血液中のブドウ糖(グルコース)濃度が慢性的に高くなる病気で、大きく「1型」と「2型」に分類されます。
- 1型糖尿病:自己免疫の誤作動により膵臓のインスリンが作れなくなる。インスリン注射が必須。
- 2型糖尿病:生活習慣に関連し、インスリンは出ているが効きにくくなる。全体の約90%を占める。

特に2型糖尿病は、日本でも増加傾向にあり、40代以降での発症が多く、運動不足・肥満・ストレスなどが深く関係しています。
運動しないことで起こる5つのリスク
1. インスリン抵抗性の悪化
運動をしないと、インスリンが効きにくい状態が改善されません。結果として、血糖値が高い状態が続き、さらに薬の量が増える悪循環に。
2. 筋肉量の減少と代謝低下
加齢とともに筋肉量は自然に減りますが、運動不足はこの傾向を加速させます。筋肉は糖を消費する「代謝工場」。筋肉が減ることで血糖コントロールも難しくなります。
3. 合併症の進行
糖尿病は「合併症の病気」とも言われ、腎臓病、神経障害、視力障害などが進行します。運動不足は血管機能を悪化させ、これらのリスクを一層高めます。
4. うつ・不安感の増加
糖尿病患者は一般にうつ傾向が高いことが知られており、これは生活の質(QOL)を大きく下げます。運動は脳の神経伝達物質を活性化し、心理的健康の維持にも効果的です。
5. 認知症のリスク上昇
特に高齢者において、糖尿病とアルツハイマー型認知症の関連性は数多く報告されています。定期的な運動は、脳の血流を保ち、認知機能低下を予防する働きがあります。リウマチの炎症は関節だけでなく、肺・心臓・血管・皮膚・眼など全身にも影響を及ぼすことがあります。
科学が証明する「運動の力」
以下は、糖尿病における運動の有効性を示す研究の一例です。
- Church TS et al. (2010): 2型糖尿病患者に対して、ウォーキング+レジスタンストレーニングを12週間継続したところ、HbA1c(ヘモグロビンA1c)値が有意に低下した。
- Sigal RJ et al. (2007): 有酸素運動と筋トレの併用が、どちらか単独よりも血糖コントロールに優れていることを報告。
つまり、運動は「薬と同等か、それ以上の効果をもたらす」と言っても過言ではありません。※治療は「関節破壊を止めること」が大きな目標となります。
糖尿病患者が運動する際の注意点
✅ 血糖値のチェック
運動前後で血糖値をチェックする習慣を持ちましょう。特にインスリンを使用している方は、低血糖のリスクがあるため、飴やブドウ糖を常備しておくことを推奨します。
✅ 無理のない強度でスタート
ウォーキング、バイク、軽い筋トレなどの**中強度運動(ややきついと感じる程度)**を週150分以上が目安とされています。
✅ 足の保護を忘れずに
糖尿病性神経障害がある場合、足の感覚が鈍くなっていることもあります。靴や靴下はフィットしたものを選び、怪我を防ぎましょう。
✅ 医師との連携
特に網膜症や腎障害がある方は、運動内容について必ず医師と相談しましょう。
STOTT PILATES® でできる安全な運動アプローチ
heso pilatesでは、カナダ発のSTOTT PILATES®を導入し、糖尿病の方にも安全で効果的な運動環境を提供しています。
💡 特徴:
- ベッドのようなReformerでの非荷重エクササイズ
- 個々の関節状態に合わせた調整
- 呼吸と姿勢を意識した丁寧な動きで自律神経にもアプローチ
👟 初心者でも安心:
「運動に慣れていない」「膝や腰に痛みがある」という方でも、インストラクターが安全に導きます。
運動しないことが、あなたの未来を奪うかもしれない
忙しいから」「運動は苦手だから」そう思って何もしないことが、最も大きなリスクです。
糖尿病と診断された今こそ、“未来の自分の健康”に投資するタイミングです。
もし「何から始めればいいかわからない」という方は、ぜひHESO Pilatesにご相談ください。一人ひとりに合った、無理のない運動習慣をご提案いたします。
=まとめ=糖尿病患者にとって、なぜ運動が不可欠なのか?
- 糖尿病において、運動は薬と同等の治療手段
- 運動しないことで、合併症・筋力低下・精神的ダメージのリスクが増加
- 安全な運動は、血糖値改善と生活の質向上に寄与
- STOTT PILATESは、糖尿病の方にも適した非荷重運動を提供
ご予約・ご相談は公式LINEから
heso pilatesでは、西宮・芦屋・神戸エリアで、姿勢と機能を整えるピラティスならでは希少なマシン完備&医療リハビリ・糖尿病も対応のスタジオです。
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