ピラティスを始める前に、知っておくこと
こんにちは。西宮/東京港区にあるマシンピラティス専門スタジオ「heso pilates」でインストラクターをしているJacquinです。
「ピラティス、やってみたいんだけど何から始めればいいかわからなくて……」
友人からこんな相談を受けることが増えました。ピラティスが話題になるにつれて、興味はあるけど一歩が踏み出せない方が多いんだなと感じています。
スタジオの数が増えた今、
「どこに行けばいいのか」
「先生は何を見ればいいのか」
「初心者でも大丈夫?」
という迷いが生まれやすくなっているのだと思います。
私の答えはシンプルで、「まず一回体験してみること」です。でも、せっかく体験に行くなら、事前に少し知識があった方が、良いスタジオかどうかを判断しやすくなります。今日は、ピラティスを始めたい40代・50代・60代・70代の方に向けて、最初のレッスン前に知っておきたいことをまとめてお伝えします。
ピラティスを始める前に、まず知っておくこと
ピラティスはもともと、身体的なリハビリテーションを目的として生まれた運動法です。創始者のジョセフ・ピラティス氏が開発したこのメソッドは、今では世界中でフィットネスや健康維持の目的で広く実践されています。
ヨガに似ていると思われることも多いですが、ピラティスの目的は「体の機能を正しく回復させること」。インナーマッスルを鍛え、骨盤・脊椎・関節を正しい位置に整え、日常生活の動きをより楽にすることを重視しています。
ピラティスには大きく「マットピラティス」と「マシンピラティス」があります。マットは道具なしで床で行い、マシンはリフォーマー・キャデラック・チェア・バレルなどの専用器具を使います。近年は「マシンピラティス」「リフォーマーピラティス」という言葉をよく聞くようになりました。どちらから始めても問題ありませんが、体に痛みや不安がある方にはマシンの方が、体をサポートしながら安全に動けるのでおすすめです。
スタジオ・先生の選び方:4つのポイント
体験レッスンに行く前に、スタジオを比べるときの基準を持っておくと選びやすくなります。私がおすすめする4つのポイントをご紹介します。
1. 先生の流派(資格・バックグラウンド)
ピラティスの世界には複数の「流派」があります。大きく分けると、ジョセフ・ピラティス氏の教えを直接継承した「クラシカルピラティス」と、現代の解剖学・運動科学を取り入れてアップデートされた「コンテンポラリーピラティス」の2系統があります。流派によって、指導の考え方やアプローチが異なります。どちらが絶対に正しいということはありませんが、「なぜその動きをするのか」を解剖学的に説明できる先生かどうかは、一つの目安になります。
私がよく紹介するのが「STOTT PILATES®(ストットピラティス)」という流派です。カナダ発祥のこのメソッドは、現代のスポーツ科学・リハビリテーション理論に基づいており、世界100カ国以上で認定インストラクターを輩出しています。解剖学をしっかり学んだ上で、体の仕組みを理解しながら指導してくれる先生を選ぶことで、「なんとなくやっている」ではなく「自分の体のことがわかる」ようになっていきます。
資格・流派は、スタジオのホームページや先生のプロフィールで確認できることが多いです。国際的な資格を持つ先生は、一定以上のトレーニングを積んでいる証明になります。
2. スタジオのシステム(料金・通い方)
スタジオによって、料金の仕組みはさまざまです。
- 月謝制:毎月決まった料金を支払い、決まった回数通う
- チケット制:10回分・20回分などをまとめて購入する
- 都度払い:1回ごとに支払う
- 完全予約制:スケジュールを自分で組んで予約する
継続して通えるかどうかは、料金と自分のライフスタイルの合う・合わないに直結します。
「月謝制は毎月固定費がかかるのが不安」「でも都度払いだと高くなりすぎる」など、自分のスケジュールや予算に合った仕組みを選ぶことが、長く続けられるかどうかの鍵になります。
体験レッスンの時点で、システムについて遠慮なく質問してみてください。
3. スタジオにどんなマシンが置いてあるか
先ほど少し触れましたが、マシンピラティスのスタジオでも、置いている器具の種類はスタジオによって大きく異なります。多くのスタジオが「リフォーマー」のみを導入しています。リフォーマーは使いやすく汎用性が高いマシンですが、ピラティスの本来の器具(イクイップメント)はリフォーマーだけではありません。キャデラック・チェア・バレルという器具があることで、インストラクターは一人ひとりの体に合わせて「今日はこのマシンで、この動きを」というカスタマイズができます。
たとえば、腰に不安がある方にはキャデラック、左右のバランスを整えたい方にはチェア、背骨の柔軟性を引き出したい方にはバレル——というように、体の状態や目標に合わせて最適な器具を選ぶことで、より効果的なセッションになります。
「リフォーマーしか置いていないスタジオ」と「3種類以上の器具が揃っているスタジオ」では、できるアプローチの幅が大きく変わります。特定の部位に悩みがある方、より深く体を変えたい方には、複数の器具があるスタジオをおすすめします。
4. 自分が無理なく通えるか
どんなに良いスタジオでも、続けられなければ意味がありません。
- 自宅や職場から近いか
- 通える曜日・時間帯にクラスやレッスンがあるか
- 先生との相性はどうか
特に「先生との相性」は意外と大切です。同じ資格を持つ先生でも、指導スタイルや言葉のかけ方、雰囲気はさまざまです。「この先生のレッスンを受けたい」と思えるかどうかが、長く続けるモチベーションに直結します。
体験レッスンは、技術だけでなく「自分と合うかどうか」を確かめる場でもあります。一回体験してみれば、直感的に「ここは続けられそう」かどうかが感じられるはずです。
初めてのレッスン、どんな流れ?
初めて体験レッスンに来る方がよく不安に思うのが「当日どんなことをするのか」です。
多くのスタジオでは、体験レッスンの冒頭に簡単なヒアリングがあります。現在の体の状態(痛みや違和感がある箇所)、ピラティスを始めたい目的、運動習慣などを先生に伝えます。その後、マットやマシンを使いながら基本的な動きを体験します。「正しくできるかどうか」は全く気にしなくて大丈夫です。初回は「体がどう動くか」を確認する時間だと思ってください。
ピラティスの体験レッスンは、ジムの体験とは少し違います。ジムでは「とりあえずやってみて」という感じで進むことが多いですが、ピラティスの体験は先生があなたの体を観察しながら、動きを丁寧に確認する時間です。「体のどこが固まっているか」「どこが弱いか」を先生が把握することで、その後のレッスンプランが組み立てられます。
ですから、最初のレッスンは「うまくやろう」とせず、「自分の体の現状を先生に見てもらう」という気持ちで参加することをおすすめします。
持ち物・服装について
- 動きやすい服装(ジーンズやスカートは避ける)
- 靴下(マシンを使う場合、素足またはグリップソックス推奨)
- 特別な道具は不要
スタジオによっては服、グリップソックスの貸し出しや販売がある場合もあります。事前に確認しておくと安心です。
よくある不安・質問
Q:運動が苦手・体が硬いですが大丈夫ですか?
まったく問題ありません。ピラティスは「体を整えるための運動」なので、体が硬い方ほど変化を感じやすいです。柔軟性がなくても始められますし、「体が硬いのでピラティスを始めた」という方はとても多いです。
Q:筋力がなくても大丈夫?
大丈夫です。マシンのスプリング(バネ)が体をサポートしてくれるので、筋力がなくても安全に動けます。むしろ、筋力が少ない状態から始めた方が、インナーマッスルの変化を実感しやすいという方も多いです。筋トレのように「限界まで追い込む」ものではないので、疲労感よりも「体が整った感覚」を覚える方が多いです。
Q:腰痛・膝痛があっても参加できますか?
はい。ただし、レッスン前に先生に必ず伝えてください。痛みや制限がある場合は、それに合わせた動きを提案してもらえます。むしろ、長年の痛みや不調がある方こそ、ピラティスの効果を感じやすいケースが多いです。ただし、医師に「運動禁止」と言われている場合は、必ず医師に相談してからご参加ください。
Q:他の運動と並行してもいいですか?
もちろんです。ウォーキング、水泳、ゴルフ、ヨガなど他の運動と組み合わせている方も多いです。ピラティスで体の土台を整えることで、他の運動のパフォーマンスが上がったという声もよく聞きます。
Q:何回通えば変化を感じられますか?
個人差はありますが、週1回ペースで1〜3ヶ月続けると「体が変わってきた」と感じる方が多いです。大切なのは継続することです。
忙しい人でも始めやすいHESOの仕組み
ピラティス初心者は、いつでも大歓迎です。
- 時間がある方 → 週1〜2回がおすすめ
- 忙しい方 → 月2回からでもOK
HESOは月謝制ではなく完全予約制なので、ご自身のスケジュールに合わせて自由に通えます。お仕事・家事・育児の合間でも、無理なく続けられます。
「スタジオに通う時間が不規則」「毎週決まった曜日に来るのが難しい」という方にこそ、この仕組みは合っています。
ピラティスを続けるために大切なこと
体験レッスンに行って「良さそう」と感じたら、あとは続けることだけです。
ピラティスは1回で劇的に変わるものではありません。体の深いところにある筋肉(インナーマッスル)に働きかける運動なので、効果を実感するには継続が必要です。
ただ、「継続」といっても構えすぎなくて大丈夫です。週1回でも、体は確実に変化していきます。大切なのは「完璧なペースで通うこと」より「できるペースで長く続けること」です。
40代・50代・60代の方が「体が変わった」「楽になった」と感じるまでにかかる時間は人それぞれですが、多くの方が3〜6ヶ月で明らかな変化を実感しています。体は正直で、丁寧に動かし続ければ必ず応えてくれます。
「今さら遅い」ということは絶対にありません。70代でピラティスを始めて、長年の腰痛が改善されたという方もいます。今始めることが、これからの10年・20年の体の質を変えます。
まとめ:まず一回、体験してみること
ピラティスを始めるのに「完璧なタイミング」はありません。
先生の流派・スタジオのシステム・置いてある器具・通いやすさの4つを基準にして、気になるスタジオの体験レッスンに行ってみてください。一回体験すれば、自分に合っているかどうかは直感的にわかります。
「ピラティスをやりたいけど、どうすればいいかわからない」という方は、まずheso pilatesの体験レッスンにお越しください。あなたの体の状態をしっかり確認しながら、最適な動きをご提案します。
無理な勧誘は一切ありません。まずは実際に体で感じてみてください。



